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おくすり手帳を活用しましょう
最終更新日:2017年4月5日
おくすり手帳とは
おくすり手帳とは、飲んでいる薬の名前や量、回数などを記録する手帳です。
薬の内容が把握できるだけでなく、アレルギー歴、副作用歴、病歴がわかることで、より安全に治療を受けることができます。
おくすり手帳を上手に活用して、健康管理に役立てましょう。
おくすり手帳の5つのいいこと
医療機関にかかる時は、必ず持っていきましょう
- 薬の重複や良くない飲み合わせを、未然に防止できます。
- 同じ薬による副作用の再発を防止できます。
- 薬の使用の記録があることで、より安全に薬を使用することができます。
言いたい事や伝えたい事を書いておきましょう【重要】
- 体調の変化や気になったこと、医師や薬剤師に相談したいことを書いておきましょう。(次回の診察や処方のときに役立ちます。)
一般用医薬品(OTC医薬品・大衆薬)、健康食品も記録して
- 思いがけない、良くない飲み合わせ・食べ合わせが見つかることがあります。
いつも携帯・いつも同じ場所に保管して【重要】
- 旅行先で病気になった時や災害時に避難した時、救急の時など、おくすり手帳があれば、あなたが飲んでいる薬を正確に伝えられます。
- ご家族にも、あなたがおくすり手帳を持っていることを知らせておきましょう。
一冊にまとめましょう
- 飲んでいるすべての薬を「一冊で」記録することが大切です。病院ごとや薬局ごとに別々のおくすり手帳を作らないようにしましょう。
災害時には、必ずおくすり手帳の携帯を!
今飲んでいる薬の名前、わかりますか?
「高血圧の薬です」、「錠剤です」ではなく、薬の名前や容量までわかりますか?
災害時、カルテや記録がない中で、医師の質問に答えられる方は、なかなか、いないのではないでしょうか。
災害時、おくすり手帳がなかったら
一言に「高血圧の薬」といっても、病歴やほかの薬との飲み合わせなどからたくさんの種類の薬があります。
正しい薬を服用しないと、病気が悪化したり命にかかわることもあります。そのため、災害時でも、みなさんが飲んでいる薬をきちんと特定しなければ、お出しすることができません。
おくすり手帳がなかったら、どんなやりとりが考えられるでしょうか。
- 飲んでいたお薬の名前は、わかりますか?
- どんな形で、どんな色の薬でしたか?薬の写真一覧から探せますか?
- そのお薬には、1mg錠と5mg錠がありますが、どちらでしたか?
このように、気の遠くなるような作業が発生し、場合によっては正しい薬をお渡しすることができない可能性があります。
おくすり手帳があれば、正しい薬をスムーズにお渡しすることができるのです。災害時、避難などの際は、必ずおくすり手帳も携帯してください。