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熱中症予防について
最終更新日:2024年7月4日
熱中症とは
体内で血液の分布が変化し、また汗によって体から水分や塩分(ナトリウムなど)が失われるなどの状態に対して、私たちの体が適切に対処できなければ、筋肉の こむらがえりや失神を起こします。熱の産生と汗などによる熱の放出とのバランスが崩れてしまえば、体温が著しく上昇します。こ のような状態が熱中症です。
熱中症の症状
○軽症
・めまい、立ちくらみ、筋肉痛、汗がとまらない
○中等度
・頭痛、吐き気・嘔吐、体がだるい、虚脱感
○重症
・意識がない、けいれん、体が熱い
・呼びかけに対する反応がおかしい、まっすぐに歩けない・走れない
熱中症の応急措置
・風通しのよい日陰や、できればエアコンの効いている室内などに避難させましょう。
・衣服を脱がせて、体から熱の放散を助けましょう。保冷剤、氷、冷たいタオルなども用いましょう。
・露出させた皮膚に水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐことにより体を冷やしましょう。
・自力で水分を摂取できる場合は、冷たい水やスポーツドリンクなどを与えましょう。
・自力で水分を摂取できない場合は、緊急で医療機関に搬送することが最優先の対処方法です。
熱中症予防のポイント
①熱中症警戒アラートを活用しましょう
アラート発表時には、
・のどが渇く前に水分・塩分を補給しましょう
・エアコンを適切に使用しましょう
・高齢者等に声を掛けましょう
・不要不急の外出は避けましょう
・暑さ指数に応じて、外での運動は、原則、中止/延期をしましょう
②エアコンをしっかり使いましょう
熱中症は室内でも夜でも発生し、命に関わる問題です
・無理な節電をせず、夜もしっかり使用しましょう
・日中はすだれなどで日差しを和らげるなど上手に使いましょう
③エアコンが使えないときには
・日光を遮り、風通しをよくしましょう
・濡れたタオル等を肌に当て、うちわであおぎましょう
・できる限り、冷房設備が稼働しているところへ避難しましょう。
・停電時の断水に備え、飲み水を備蓄しましょう
・電力需給ひっ迫時には、浴槽やバケツに水を貯めておきましょう
熱中症警戒アラートについて
暑さ指数(WBGT)が33以上となり、熱中症の危険性が極めて高い気象状況となることが予測される場合、環境省・気象庁から、愛知県を対象とした「熱中症警戒アラート」が発表されます。
熱中症警戒アラートの発表状況(環境省熱中症予防情報サイト)(外部サイト)
※暑さ指数(WBGT)とは、熱中症を予防することを目的に開発された指標で、(1)湿度、(2)日射・輻射など周辺の熱環境、(3)気温の3つを取り入れたもの
熱中症特別警戒アラートについて
気候変動適応法が2024年4月1日に一部改正され、新たに「熱中症特別警戒アラート」が創設されました。
熱中症特別警戒アラートは、広域的に過去に例のない危険な暑さ等により、熱中症による人の健康に係る重大な被害が生じるおそれがある場合に、環境省から発表されます。
熱中症特別警戒アラート(環境省熱中症予防情報サイト)(外部サイト)